階段の先に見える景色
こんにちは!
先日、ニッコウキスゲが見ごろということで、
霧降高原キスゲ平園地に行ってきました。
初めて訪れたのですが、驚いたのは天空へと続くような階段。
いざ上り始めると、これが本当にきつい!
一歩一歩、確かに前には進んでいるのに、
ふと、「何のために上っていたんだっけ?」と目的を見失いそうになります。
「キスゲを見に来たはずなのに、
気がつけば、足元ばかりを見ている。
階段を上ることばかりに気を取られてしまっている。」
そんな自分に、少し嫌気がさして、途中から脇道の散策路に入ってみました。
すると、そこには
風が通り抜けるような解放感、
見晴らしのいい高台からの景色、
そして目的だったニッコウキスゲの花々。
「ああ、これが見たかったんだ。」
と心から満足することができました。
このとき、ふと勉強も同じかもしれないと思いました。
目の前のことに一生懸命になるあまり、
「そもそも何のために勉強しているんだろう?」
と、目的を見失いそうになることってありませんか?
でも、そんなときは少し脇道にそれてみるのもよいかもしれません。
今まで自分がどれだけ上ってきたのか、
どれだけ成長したのか、
一段上から自分の歩みを振り返る時間。
そこには、以前は見えなかった景色が広がっているかもしれませんよ。
さらに高いところまで上っていくと、
もっと素晴らしい景色が待っていました。
気分をよくした帰り道に、もう一つ印象深い出来事がありました。
階段を上ってくる見知らぬ男性とすれ違ったとき、
彼が私にこう尋ねました。
「この先まで行っても、キスゲの咲き具合はこんな感じですか?」
その場所は、階段を上ってきた私も、一度心が折れそうになった地点。
確かに、そこは木々が立ち並び、花も空もよく見えません。
そこで私はこう伝えました。
「もう少し上に行くと、もっときれいな景色が見られますよ。」
するとその方は、
「そうですか。それなら、もう少し頑張ってみます。」
と言って、再び階段を上っていきました。
上った人にしか見えない景色がある。
だからこそ、その先にある”見晴らし”を伝えるのが、
私たち指導者の役目なのかもしれない。
そんなことを思いました。
勉強も、
一段一段の積み重ねの先に、
「今まで見えなかった世界」が広がっている。
あと一歩、あと一段上ることで、
見える景色が変わる。
ときには人生が変わるかもしれない。
その一歩をがんばろう!
でも、ときには少し休んだって、遠回りしたっていいじゃないか。
にんげんだもの。
(みつを風に)
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ、素敵な週末をお過ごしください。
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野原真人